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バルバスバウが誇る轟音目利き「鎖斗拳」を筆頭に、
厳選された球状音盤屋店員が古今東西の名盤、迷盤の買取値を勝手に査定!
己の所業は棚に上げ、アノ名盤を球状音盤屋はいくらで買い取るのか?!

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HELMET/Aftertaste 鎖斗拳 02/5/14(火) 12:19

HELMET/Aftertaste
 鎖斗拳  - 02/5/14(火) 12:19 -

引用なし
   '97 (米) BMG VICTOR

そーいえばこんなバンドあったよね的な存在になってしまったHELMETだが、これはそんな彼らのラスト・アルバム。STRAP IT ON, MEANTIMEといった初期の作品が今日のモダン・ヘヴィネスのバイブル的に捉えられている事もあり、ヘヴィネスやラウドという側面ばかりが評価されがちだが、実際の音楽性はもっと多彩なものだった。
ギタリストのペイジ・ハミルトンはジャズやノイズ・ミュージックなどにも造詣が深く、自分達の培った幅広い音楽性でヘヴィなロックを演奏したらこうなったというのが実情ではないだろうか。そういったバンドの幅広さが一番顕著にあらわれているのがメジャー2作目のBETTYである。ヘヴィさだけを求めると肩透かしをくらうが非常に味わいのある作品ではある。この作品が不評だったせいもあって次作のAFTERTASTEは初期の勢いも復活し、楽曲的な完成度も高い意欲作だったのだが、結局いまいちパッとしないまま解散してしまう。このアルバム発売に併せて来日公演も行い、俺もリキッド・ルームに観に行ったんだけど(オープニング・アクトはMAD CAPSULE MARKET)、なかなかいいステージだったよ。
結局彼らがブレイクしなかったのは、その知性が邪魔をしたというか、後期の作品はどれもそうなんだけど、ぶち切れてないんだよね。熱いことは熱いんだけど、じわじわと熱くなっていくホットプレートのような(?)サウンドなんだ。抑制されてるっていうかさ。
良くも悪くも、やはりニューヨーク出身だからこうなるのか?

今回の査定額  ¥3500也

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