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METALLICA/5th(Black Album) 鎖斗拳 02/4/25(木) 12:31

METALLICA/5th(Black Album)
 鎖斗拳  - 02/4/25(木) 12:31 -

引用なし
   たぶんこのアルバムあたりから一般の人々にもHEAVY METALというジャンルが認知され始めて、セールスにも結びつくようになったという意味では一応重要な90年発表の5枚目。個人的にはこの前の4枚目(メタル・ジャスティス)以降、彼らにはまったく期待してなかったので、この作品の充実ぶりには驚かされた。前作での痩せ細った脆弱なビートが一転して、ための効いた重いリズムに変化しているし、大作化と複雑化に拍車のかかっていたソングライティングもシンプルになり、楽曲自体で勝負しようという意思は好感が持てる。
Enter Sandmanなど数々のシングルヒットも生まれ、ミリオンセラーを記録した本作だが、はたしてこの作品からメタルというジャンル抜きに、単なるロックとして聞いてみた場合、いったい何か語るべきものがあるのか、はなはだ疑問である。たしかにボブ・ロックのサウンドプロダクションは完璧だし、曲もそれなりにいいことは事実。しかしこの作品が時代を切り開いていく起爆剤にはならなかったし、AC/DCやエアロスミスのようなロックのクラシックになるほどの名作とも思えない。
今日のモダンヘヴィネスブームに果たした役割は、決して少なくはないが、その程度の意義なんてなんともお寒いかぎり。

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