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自分たちのライブではなく、友達、赤の他人を問わず色々なバンドのライブを勝手にレポ。
枕詞は「己の所業は棚に上げ・・・」

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4/12(土)FAMILYMAN at 西荻窪WATTS 鎖斗拳 03/4/18(金) 23:54

4/12(土)FAMILYMAN at 西荻窪WATTS
 鎖斗拳  - 03/4/18(金) 23:54 -

引用なし
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   出演 Family Man、LiE、Groaning Groove、撲殺チェーンソーロボトミー、ナマステ、Bug State、G.C.

80年代中盤のインディーズシーンはまさに百花繚乱といった趣があって、ひとつひとつのバンドがそれぞれの輝きを持って、他とは違うという意識で活動していたように記憶している。たとえば初期あぶらだこ、奇形児、ソドム、非常階段、スターリン、チフスといったバンドは、それまで一度も聴いた事がないサウンドを産み出していたし、その独自性ゆえにインディーズというスタンスを自ら選択していたのだ。

この日の出演バンドを見て強く感じた事は、まだまだインディーズスピリットを持った連中がたくさんいるんだなということ。

Groaning Grooveはインディーズ黎明期の雰囲気を持っているが、楽曲的には明らかに現代を感じさせる。
撲殺チェーンソーロボトミーはブラック・サバス meets キャプテン・ビーフハートという感じの楽曲に含蓄のあるVoが融合されて非常に味わい深い。
Family Manのオープニング曲は5/8拍子が延々と続いて、まさにトランス状態を現出させ、G.C.は演奏してるのか暴れているのか、どこが曲の始まりでどこが終わりなのかわからないほどの混沌さの中に時折ユーモアのセンスも垣間みられる。

こんなに濃いメンツが集まると見てる方も相当疲弊するが、それは彼等がマジで音に対峙しているからであって、高価なアンプとツインキックで作り出される昨今の贋ヘヴィーミュージックとは正反対の価値観に立脚している。

先日偶然東京ロッカーズの記事を読んだのだが、当時の彼等のスタンスを捉えた文章を原文のまま引用したい。
「ひとつの音が感情であり、発言になっている。自分の状況、精神が素直に音に表現されていく。テクだけでクインクイン、ギターを泣かせて喜んでいるようなロックはもうおかしな時代に入った。
ツェッペリンやパープルのようにハードな音響を出したい。ストーンズのようにシャープにやりたい。プログレの音にしびれる......ロックへの登竜門はこんな具合だった。しかしここには『自分』が欠落していた。『テメエはドウスルのだ』『テメエはどう生きて行くのか』そうした呻吟の中から突拍子もなくスピードのあるロックンロールが吐き出される。」


みんな、そろそろ目覚まそうぜ。

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