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「AKIRA」 in コミックヒーローベスト10 バウ 04/4/8(木) 18:16

「AKIRA」 in コミックヒーローベスト10
 バウ  - 04/4/8(木) 18:16 -

引用なし
   ケーブルTVのディスカバリーチャンネルで「コミックヒーローベスト10」という番組を観た。(もう3ヶ月も前の話だけど…)
そしてなにげなく観ていたその番組でとんでもない衝撃の事実が明らかにされることになろうとは…!!

まあ番組自体はアメリカ製なのでアメコミヒーローベスト10と言い換えても良いような内容だったのだが、スーパーマン、バットマン、スパイダーマン等、名だたるアメリカンヒーローに混じって、なんと「AKIRA」が8位にランクインしておられました!
しかし「AKIRA」のランクイン自体には特に衝撃と言えるほどのインパクトはない。
「ん?これコミック『ヒーロー』ベスト10だよな。アキラってヒーローか?」
などという疑問がアタマをかすめたくらいだ。では何が衝撃だったのか…

とりあえずこの番組の基本的な流れを説明しておくと、
例えば
「凶悪犯罪が急増し一大犯罪都市と化したゴッサムシティ、しかしそこに蝙蝠男と呼ばれる謎の正義の味方が現れた。その正体は大富豪ブルース・ウェイン。彼は…(以下略)」
とか
「アメリカンコミックの偉大なる先駆者、スタン・リーは悩んでいた。次の新しいヒーローを生み出すために…そんな彼の目に一匹の蜘蛛の姿が映った。これだ!…(以下略)」
てなナレーションと共にチープなアメコミ調の画で作品の導入部や概要が説明され、その後で作品名、ヒーロー名、順位が発表。
そして作品の詳しい内容紹介や
「彼はそれまでのようなただ強いだけのヒーローじゃなくて、人間としての弱さや悩みをもってて共感できるんだ!」
「子供の頃憧れだったヒーローを今自分で描けるんだ!こんなに素晴らしい仕事はないよ!」
みたいなファンや評論家、コミック作画担当者へのインタビュー、という構成になっている。

で問題の「AKIRA」。衝撃の時はいきなり訪れた。
最初の概要、導入部説明パートである…

アメコミ調で描かれた未来っぽい研究室。
実験台に一人の少年が拘束されている。
白衣を着て手に何故かキャンディーを持った博士が少年に詰め寄る。
博士「アキラ!我々の言うことをきけ!きくんだ!」
少年「うううう…」
博士「我々の言うことをきけないのなら…」
少年「うううう…」

博士「…このキャンディーは…やらーん!!!!」
少年「うあああああああああああああ!!!!!」

ドーーーーン


…第三次世界大戦勃発!!


って、えーーー………???!!!
マジッすか?
アキラ最初の「発動」は…キャンディーがもらえなかったのが原因だったと…
フルカラー米国版「AKIRA」、禁断の書遂に発売!
とか言ってる場合じゃないっすよ、メチャメチャ禁断の事実が明かされちゃってますよ。
いや皆さんの言いたいことはわかりますよ。
「ギャグでしょ?」
とこうおっしゃりたい?でも他の作品の紹介ではこんなおふざけやってないんすよ。
マジですよ。奴らは…

その後の内容紹介でも勘違い爆発しまくりで
「…そして人間の命令に従わないアキラは次々に都市を破壊していく…」とか(なんかアキラと鉄男をゴッチャにしてないか?)
社会心理学者かなんかの女が
「日本のマンガに都市破壊の描写が多いのは広島、長崎の原爆の影響で…」
とか凄ーーく分かりやすく分析してくれたり、
しまいにゃファンらしきアジア系(日本人?)のねえちゃんが「AKIRA」の魅力についてインタビューされて
「とにかくぅー出てくる男の子がぁーみんなカッコよくてぇ」
と笑顔で答えてたりする始末。
(いや多分それ「AKIRA」について語ってないし…)

頭痛てえ……カ、カプセル…

追記
この番組を観てておもったんだが、アメコミ(マーベルコミックといったほうが良いのかも知れんが)業界ってなんか北朝鮮みたいなんだなーと。
だって最初のアメコミ調作品紹介のナレーションの出だし5割くらいが
「アメリカンコミックの偉大なる先駆者、スタン・リーは…」
で始まるんですよ。作画担当者へのインタビューは喜び組のインタビューみたいだったしなあ。

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