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山賊のTVドラマ大好き!第一回 山賊 02/7/8(月) 11:06
 ┗ 山賊のTVドラマ大好き!第一回その2 鎖斗拳 02/7/10(水) 19:59

山賊のTVドラマ大好き!第一回
 山賊  - 02/7/8(月) 11:06 -

引用なし
   メディア・レヴューの中に勝手に自分のコーナーを作ってみました。
タイトルからしてテレビ雑誌の1コーナーみたいでダサくてお気に入り。

さぁて、TVドラマが大好きで、番組改編期に取りあえず一通りチェック、どのドラマを毎週のお楽しみにしようかと、ひとりワクワクしている私です。
まずは、今期の新作に入る前に、めでたく最終回を迎えた前期のドラマ達のおさらいから行きましょう。

私は前期は、結局4本のドラマに絞って見てました。
注目、のめり込み度数の高い順に並べると、「ゴールデン・ボウル」「ごくせん」「…一億の星(すでにタイトルを忘れてる)」「ウエディング・プランナー」の順です。
しかし、各順位差に接戦と言う物は無く、凄く差が開いてたのよ。

下から行こう!「ウエディング・プランナー」!
何のコメントもしようが無いくらいの普通のTVドラマ。
強いて言うなら、
「今日も疲れたなぁ」って帰ってきて、電気つけて、テレビつけて、着替えて、何か喰うかっ!って時にテレビで流れてるドラマ。
ボーッと見ながら「おっ、この子役。アギトに出てた子じゃん」とか「阿部寛もすっかり役者になったよなぁ。同時期にいた、同じくモデル上がりの奴は何て名前だったっけ?どこ行った?」とか「飯島直子は浅野ゆう子のラインなんだろうけど。この人のファンて本当にいるの?」とか、そんな事をつぶやいたりね。
良くも悪くも、TVドラマの平均的ドラマだと私は思うよ。
これがぁ〜?って思う人はTVドラマに過大な期待をよせすぎ。

んじゃ「…一億の星」!
制作局が一押しにかぎってダメダメの最高の見本みたいなドラマ。
全部ダメ。
ダメって確認するために、毎週欠かさず見てしまった。
売りだった脚本、役者全滅状態。
良かったのは、さんまがシリアスな刑事役をがんばってて良かった。さんま主演でシリアスな探偵、もしくは刑事物のドラマが見たいって思わせられたさ。そんでそこに軽くからむ森下愛子が「あれ?こんなにしっかり普通に芝居出来たんだ。」と思わせてくれて良かった。
深津ちゃんは空回り。野田秀樹の所で付けて来た芝居癖がチョー邪魔。
キムタクは問題外。
脚本の北川なんとか、女流脚本家。
アンタなにやってんの?て具合の話。
漫画「モンスター」のパクりとか色々あるけどさ。
以前からどこが?って思ってたけど。もう誰もこの人持ち上げちゃダメだよ。
過去のものでもイイから、どこがイイのか私に教えて。

そんで「ごくせん」
マニアックな指向のTVブロスなんかじゃ黙殺されてましたが。
メジャーなドラマとはこう言うのなんでしょう。
やり尽くされた熱血学園ドラマ。
水戸黄門のように毎回決まった展開。
でも、ちゃんと作られて、人気も出て、TVドラマの大道なんじゃ無いかなぁ?
私的には取りあえず毎回、普通に楽しく見させてもらえたのがこのドラマでした。
人気が高かったので、1話多く放送延長されたのですよ。

とっておきの「ゴールデン・ボウル」!
これは面白かったですわ!
実はこの時期、脚本家名で売れるドラマは「…一億の星」の北川なんとかとこれの野島伸司くらいだったのよ。
それで、私の見た所、二人ともこの人って言ったらコレでしょうみたいなジャンルじゃない、新機軸みたいなものをやってる様に見えたのね。
軍配は確実に野島伸司に上がったと、私は思いますね。
毎回の話、1話目から最終回まで繋がっていく話、しっかり作られていて、とても良かったです。
たぶん、このドラマをベタ褒めしてるのは私だけかもってくいらい誰も評価していない。
基本的にはクサイ展開のドラマなのよ。
でも、きちんと消化して、ちゃんと盛り上げて、きれいにおさめてくれるドラマなんて最近ほとんど見せてもらった事ないからね。
野島伸司はちゃんと上手い脚本家なのではと思わせられますわ。真実はわからないけど。
ちょっと力不足の役者?さん達も出演してるんだけど、皆うまくキャラみハマっていました。
プロレスの小川直也も出てたんだけど、喋らすとダメなのわかっててか、彼が喋ったのは最終回のふた言くらい。
これはまさに脚本と演出の賜物でしょう。
話も毎回の完結型をとりながら、大きく全体に流れる話をきちんと消化していてまとまっていました。
毎回の話は、主人公の金城武演じる芥川が最終フレームに投じる金色のボーリング玉、まさにゴールデン・ボウルの一球にかかってくるように展開され。それを毎回みごとにキメて、完結。
最終回もいままでの大きな流れの話や、各登場人物のかかえる全ての展開を最終フレームのゴールデン・ボウルの最後の一球に集めて、みごとキメて完結。
ドラマ作りの伏線、起承転結など本当にきれいに組み立てられていたと思います。
きちっと決まって完結する気持ちよさをわからない方は、難解なカルトドラマも本当はわかってないんじゃないでしょうか。
ビデオ化されるのでしょうから、見ていなかった方は是非いちど「ゴールデン・ボウル」を見て下さいね。
そんでドラマ(=話)ってこう言う風に積み上げて組み立てられて作られる物なのねと知って下さい。
特に映画、ドラマ、脚本家などの職を目指す若い方達には、「私立探偵 濱マイク」なんか見たり単館上映のカルト映画とか見る前に是非一度見てもらいたいと思います。
この「昨今のTVドラマの中では郡を抜いて(注:完璧ではないけどって事)良く出来てる」感がわからなかったら、もう一度勉強し直してください。

あらら、
前期のおさらいだけでこんなに長くなってしまった。
今期のドラマ達については、また次回に書かせたもらいますわ。
んでは、第一回目はコレにて。

山賊のTVドラマ大好き!第一回その2
 鎖斗拳  - 02/7/10(水) 19:59 -

引用なし
   >「…一億の星」!
>制作局が一押しにかぎってダメダメの最高の見本みたいなドラマ。

まさにその通り。ほんとにこのドラマは時間の無駄以外の何物でもなかった。駄作という言葉はこういうもののためにある。


>特に映画、ドラマ、脚本家などの職を目指す若い方達には、「私立探偵 濱マイク」なんか見たり単館上映のカルト映画とか見る前に是非一度見てもらいたいと思います。

ううむ、第2回を観た限りそんなに悪くなかったけどなあ...まあ、俺はクリエーターじゃないから勘弁してもらおう。

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