BULBOUS MEDIA REVIEW

音楽を語るだけではあきたらず、こんなコーナーを作ってしまいました。
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さらば友よ　C・ブロンソン追悼 バウ 03/9/3(水) 13:25


	さらば友よ　C・ブロンソン追悼

バウ - 03/9/3(水) 13:25 -


	引用なし

あれは俺が小１の時だったか、その日夜中に目が覚めた俺はノドの乾きをおぼえて台所に向かった。
するとなにやら居間が明るい。「ああ親がTV観てるんやな…」と居間を覗くと、TVの画面には暗闇の中でスポットライトに照らされている金髪のお姉さんの姿。
「外国の映画かな？」と思いながら観ていると次に映ったのは怪しげな外人のおっさん。
そしてこのおっさんが手に持ったお人形さんの服を脱がし始めると、それにシンクロするようにお姉さんの服がハラリ…と脱げ落ちた。
そして画面には白人姉ちゃんの見事な………尻がっ！
「うわっ？！」
俺はあわてて子供部屋に逃げ帰り、布団にもぐった
「おとーさんとおかーさんが、なんかスケベな映画観てはる！！」
見てはいけないものを見てしまったような気がして、その出来事は長い間俺の中でトラウマになっていた。

十数年後俺はレンタルビデオ屋で傑作と名高い一本の映画を借りた。
そして観始めて数分後のあるシーンで猛烈なデジャヴに襲われた。
確実に初めて観る映画なのにこのシーン、この雰囲気は絶対に観たことがある！
これは…これはアノ時、夜中のTVの中で展開していたストリップ(？)シーンじゃないか！
そうかあの日俺の親はこの映画を観てたのかあー

その映画とは？まあ上のレビュータイトルでネタバレしてるんですが、
チャールズ・ブロンソン＆アラン・ドロン主演の名作「さらば友よ」だったわけだ。
「親は子供が寝た後こっそりスケベな映画を観ている！
いやーん不潔よっ！」
とか思っててごめんよマイ両親。
あなたたちが観てたのはこんなに素晴らしい映画だったんですね。
そしてこの文章、レビューにも追悼にもなってなくてごめんよみんな。
ブロンソンと俺の人生における最も濃い接点ってなんだろ？
と深ーく考えてみたら、
こんなんだったんで…
正直レビューしようにも観たのが昔すぎて詳細憶えとらんのよ。
ただこれだけは言える。この映画、必見です。
それでさーこの映画を「さらばホモよ」とかそういう切り口で語るの
禁止な。
その切り口自体ありがちすぎるし、大体つまんねーよ君たち。

C・ブロンソン様、「荒野の七人」では貴方の死に様が一番泣けました。
冥福をお祈りします。


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