なんか他のカテゴリーに入らなそうなものをてきとうに・・・
バルバスバウの2003.5.21 高円寺20000V 「クロ×トラ」総括
文責 鎖斗拳
今回の企画はハードコア・パンクという言葉にかなりこだわって、バンドをセレクトし交渉した結果、実現できたライヴである。
然るに、自分の好みがダイレクトに反映されたイベントになったのではないかと思う。
出演していただいたバンドの中には通常ハードコアとは距離を置いた活動をしているバンドもあるが、昨今の細分化されたシーンに一石を投じる意味もあり、かなり強引なブッキングをさせていただいた。それが結果的に目論んでいたほどの動員に結びつかなかったのは、甚だ残念な事ではあるが、
それでも各バンドがそれぞれ持ち味を充分に発揮し、素晴らしいステージをみせてくれた事はとても有意義であったし、また嬉しく思っている。
最後に、主催者側のいたらぬ点もありご迷惑をおかけした関係者の方々にはこの場を借りて陳謝したい。今後はよりスムーズな運営を心掛けたい。

トップは最近都内ミクスチャーシーンで人気急上昇中のTHE OUTERLIMITS。
本日の出演バンドの中では異色のサウンドであるが、熱の入ったいいステージを見せてくれた。
RAPの要素なども取り入れており、今後はよりDEEPな方向へ向かっていくのだろうか?

二番手はANTHROPIC DISEASE。
そのハイスピードとハイヴォルテージの演奏で鮮烈な印象を残した。
彼等の楽曲は、ただ単にテンポが速いというだけではなく、整合感やアレンジ面などに独自のセンスが光っており本当に素晴らしい。
現在進行形でハードコアの新しい感覚をしっかり持っているしね。
SOBとかNAPALM DEATHなんかが現れた時は凄いショックだったけど、それから確実に時は流れているんだなぁ〜とちょっと感慨にふけったりして。

三番手は地元、チーム高円寺のエース(?)PSYCHO TO BLACK。
本人達はハードコアの自覚はあまりないようだけど、いや〜...君ら十分ハードコアだと思うぜ。頼むから今後もMETAL方面へはなびかないでね。
山賊さんがここで耳をやられたらしいけど、ほんと音量でかかったな〜。
個人的には前半のテンポの速い曲の方が好きなんだけど、後半のスローな曲もなかなかいいよね。

四番手はSASUKE。
前回のCLUB DOCTORにおいて演奏時間12分という新記録(?)を樹立したSASUKEであるが、今回は35分の長丁場ゆえ果たしてどうなる事かと期待と不安の中おもむろに登場。たあ坊さんはハードコアのイベントということで、なぜか作業服姿でステージに現れた!?ご配慮感謝します。
まあ年の功ってこともあるかもしんないけど、ライヴの進行とかオーディエンスの盛り上げ方とか別に計算してるわけじゃないんだろうけど、とてもうまい。
MCもよくそんなにネタがあるな〜と感心しました。
大爆笑のうちに終了、面白かったな〜。
五番手はLiE。
今回初めてLiEを見る人もいたと思うけど、マジで多くの人に見て欲しいバンドだ。
毎回ハイテンションのステージを展開している彼等だが、今回のライヴは群を抜いて緊張感漲る凄まじいものだった。
ハードコア・パンクの原点というべきものが彼等のスタンスからは感じられるし、そういう事が自然に成立しているのがまた凄い。個人的にも彼等からは多くの事を学ばせてもらって本当に感謝している。
LiE企画のREVENGEというシリーズGIGも必見である。
で、最後は我らバルバスバウだが....
やってる方は楽しかったけど、見てる方はどうだったんだろうね?
もしよかったら感想などお待ちしてます。
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